Visaタッチ決済・コンタクトレス決済の使い方・対応カード
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手軽なキャッシュレス決済方法と聞くと何を思い浮かべますか?
スマホ1つで決済できるコード決済?
カード1枚で決済できるクレジットカード?
そのいずれでもない最も時短&手軽な決済方法があります。それが、クレジットカードの非接触決済です。非接触決済はクレジットカードを専用の端末にかざすだけで、サインレスでスピーディに決済が完了する機能です。
コード決済のようにアプリを起動する必要もなく、とても便利です。
そんな便利な機能を持っているクレジットカードはどんなものがあるのでしょうか。使い方とともにご紹介します。
目次
クレジットカードのタッチ決済・コンタクトレス決済とは?
クレジットカードの非接触型支払いは、国際ブランドによって呼び方が変わります。Visaでは『Visaタッチ決済』、Mastercardとアメリカンエキスプレスでは『コンタクトレス決済』と呼ばれています。
ヨーロッパでは日本以上に進出が進んでおり、レストラン等でポータブルリーダーを用いて非接触決済で支払いを済ませられることもあります。また、銀行のデビットカードには必ずと言っていいほど非接触決済機能がついています。とにかく決済が簡単で早く済むため、重宝されているようです。
また、Mastercardの調査によると、51%のアメリカ人が非接触決済を利用しており、その中でも85%の方がスーパーで日用品や食材の購入に利用しているということです(Masctercard Survey.)。
日本でも登場し始めた非接触型決済、それぞれ対応するクレジットカードの取り揃えが異なりますのでご紹介します。
Visaタッチ決済とは
Visaタッチ決済は、コンビニやスーパーなどの街のお店で利用することができます。対応カードにはタッチ決済が可能であることを表す4本カーブ線、ユニバーサル・シンボルマークが表記されており、一目で機能を確認することができます。ユニバーサル・シンボルマークは以下の画像のようになっています。
引用:https://www.visa.co.jp/pay-with-visa/featured-technologies/contactless/contactless.html
世界中のVISA加盟店で利用することができ、海外旅行でも重宝します。
ワンタッチで支払いが完了してしまうため、セキュリティを心配する声もあります。もちろんセキュリティ対策も万全になっています。
Visaタッチ決済のセキュリティ対策
世界基準のセキュリティ技術であるEMVを採用しており、情報漏えいや不正利用を防ぐ役割を果たしてくれます。映画などでは街中で機械をかざされカード決済が完了してしまう、などのシーンがありますがそんなことは起こりません。
細かなセキュリティ内容は開示されていませんが、お店以外のところで行われた非接触決済には対応されないなどのセキュリティ対策が施されていると推察されます。
Visaタッチ決済の対応カードと対応店舗
現在Visaタッチ決済が利用可能な店舗は続々と増えています。マクドナルドやローソン、セブンイレブン、すき家・はま寿司などのゼンショーグループ、イオンやウェルシアなど、様々な店舗が対象になっています。
そんなVisaタッチ決済に対応しているカードは全部で53種類です。主な対応カードは以下の通りです。(クレジットカード・デビットカード・プリペイドカード含む)
- ANA VISAカード
- イオンカード
- JALカード
- dカード(GOLDも)
- 三井住友カード(ゴールド・プラチナ・デビューカードも)
- ライフカード(ゴールドも)
- 楽天カード
- SMBCデビットカード
- majica
- 三菱UFJ-VISAデビットカード
- Kyash Card
- Visa プリペ
数多くのカードでタッチ決済が利用できることがわかります。お持ちのカードが対象になっていた場合、カードのおもて面のユニバーサル・シンボルマークの有無をチェックしてみてください。
Visaタッチが使える三井住友カードは、Visaタッチをセブンイレブン利用で500円プレゼントキャンペーンを実施しています。
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三井住友カード公式コンタクトレス決済とは
MastercardとAMEXの非接触型決済は、コンタクトレス決済と呼ばれており、基本的な機能はVisaタッチ決済と同じです。
NFCなどの無線電波を利用した機能で、カードリーダーにコンタクトレス決済対応のクレジットカードやスマホ端末を近づけるだけで決済が完了します。ユニバーサル・シンボルマークが目印になっています。
世界中の様々な店舗で利用することができ、カフェやレストラン、ファストフード店やスーパーマーケット、薬局などで簡単に決済を済ませることができます。
かざすだけで会計が終了する手軽さですが、セキュリティ面で心配な部分もありますよね。「2回タッチしてしまったらどうしよう…」「情報が抜き取られたらどうしよう…」などなど。
万が一、2回タッチしてしまった場合は、間違いとして2回目の決済が受け付けられない設定になっています。1回目のタッチで支払われた分のみが請求されます。また、カードの情報は暗号化され厳重に守られています。情報が抜き取られる心配はありません。
コンタクトレス決済の対応店舗
コンタクトレス決済に対応している店舗は街中の複数のお店です。主な店舗は以下の通りです。
- マクドナルド
- ローソン
- セブンイレブン
- すき家
- ZARA
- ドトール
- 餃子の王将
- ジョリーパスタ
- 表参道ヒルズ
- 成田・関西・伊丹空港
コンタクトレス決済の対応カード
MastercardとAMEX、それぞれの対応カードをご紹介します。
Mastercardの対応クレジットカードは、スタンダードMastercardを含めた5種類で、プラチナ・ゴールド・ワールド・ワールドエリートがあります。また、mastercardのデビットカードやプリペイドカードも、コンタクトレス決済機能を搭載しています。また、楽天銀行と提携している「楽天銀行Mastercardデビットカード」も対応カードです。その他にもJACCSカードやオリコカード、JAL Global ウォレットなども対応カードになっています。
AMEXの対応カードの確認方法も、ユニバーサル・シンボルマークの有無を確認することです。一方で対応していないカードは、ANAアメリカン・エキスプレスの提携カード、ペルソナSTACIAアメリカン・エキスプレスカードなどです。
タッチ決済・コンタクトレス決済の使い方
それでは、タッチ決済・コンタクトレス決済の使い方を見てみましょう。
Visaタッチ決済の使い方
Visaタッチ決済の使い方は非常に簡単です。名前の通り、対象端末にカードをかざすだけで決済が完了します。店頭では「Visaをタッチで」と伝え、端末が光ったのを確認してから読み込み部分にカードをかざします。
サインはもちろん必要ありません。たくさん買い物をして両手がふさがっていても、スマートに支払いを済ませられるのは手軽で嬉しいですね。
コンタクトレス決済の使い方
コンタクトレス決済の使い方も、Visaタッチ決済の使い方とほぼ同様です。ユニバーサル・シンボルマークの表示のあるカードやスマホ端末を用い、対象の店舗で支払うだけです。店頭では「Mastercardタッチで」や「アメックスタッチで」と伝える必要があります。
専用のカードリーダーが光った後、お持ちのカードやスマホをかざすと決済が完了する仕組みです。
タッチ決済でお得なカードが登場
タッチ決済でお得なカードが登場しました。
三井住友カードのナンバーレスカードです。
マクドナルド・LAWSON・セブンイレブンでタッチ決済で支払いをすると5%還元になります。普段使いはこのカードがおすすめです。家族ポイントでさらにポイントアップも可能です。
VisaタッチがApple Payにも対応
さらにVisaタッチはApple Payにも対応を開始しました。
タッチ決済を利用するには物理的なクレジットカードが必要でしたが、これでスマートフォン1台で完結できることになります。
さらに、上記で紹介した三井住友カード(NL)はタッチ決済で5%還元をマクドナルド・セブン-イレブン・ローソンなどで実施しています。利便性が高く、お得な決済方法です。
この記事のライター:Maya Shinoda / ポモチ専属ライター
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