[改悪]nanacoの還元率が0.5%にダウン。
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追記:2019年8月20日現在、7Payは利用停止となり、nanacoはポイント2倍キャンペーンを実施し、還元率1.0%へ一時的に戻っています。
目次
[改悪]nanacoポイント還元率が0.5%にダウン!セブンペイの登場が原因か
セブン&アイホールディングスは、2019年7月からnanacoポイントの還元率を1%から0.5%に変更することを発表しました。現行は100円で1nanacoポイントが貯まりますが、7月1日からは200円で1nanacoポイントがが貯まるようになります。
nanacoポイントはあらかじめチャージした電子マネーnanacoでの支払いで貯まる、セブン&アイホールディングスが提供するポイントシステムです。貯めたnanacoポイントは、系列店で1nanacoポイント=1円で利用することができます。
イオンモールやイトーヨーカドー、セブンイレブンやまいばすけっとなど、今や私たちの生活に深く根ざしたお店を多く運営するセブン&アイ・ホールディングス。それらのお店で利用できるnanacoポイントは、高い還元率が魅力のポイントシステムでした。ところが、還元率が半減することが明らかになり、これからのnanacoポイント利用者数への影響が気になります。
思い切った還元率の半減は、今年からスタートするセブンペイとの連携が背景にあることが伺えます。nanacoポイント改悪の詳細と、セブンペイの詳細をご紹介します。
nanacoポイント還元率ダウンの改悪理由
nanacoポイントの還元率が、200円につき1ポイント付与される0.5%に変更します。変更は2019年7月1日からで、従来の100円につき1nanacoポイントが付与される1%の還元率からの半減になります。
一見マイナスポイントしかない今回の変更ですが、これから新しく始まるセブンペイが変更の理由であると考えられます。
理由1:セブンペイとの連携
セブンペイは、株式会社セブンペイが提供するバーコード&QRコード決済です。2019年10月より開始するサービスで、PayPayや楽天ペイなどの既存のサービスと同様のキャッシュレス決済サービスです。今回のリリースでは、セブンペイでの支払いでもnanacoポイントが貯まるようになります。従来はnanaco残高での支払いのみが、nanacoポイント獲得の条件でした。
銀行口座やクレジットカードをセブンペイアカウントに紐づけて利用するセブンペイ。スマートフォンを利用した決済サービスであるため、アプリをダウンロードした方は全員使える利便性の高いサービスです。株式会社セブンペイによると、「利用者は年々、スムーズな支払いやポイントや割引等の特典を求めるようになっている」といいます。これらニーズのある機能をアプリで一本化することで、利用者の獲得を目指しています。
このような取り組みから、利用しやすく貯まりやすいnanacoポイントとしての運用を目指し、還元率は半減しましたが、利便性は倍以上に高くなる可能性があります。
従来のnanacoポイントは、iOSで管理する機能がありませんでした。アンドロイドではnanacoポイントを管理することが可能でしたが、ファミリーマートのTポイントやローソンのPonta!ポイントと比べると利用・管理に制限がありました。セブンペイを利用することで、iOSでもnanacoポイントを管理することが可能になります。
理由2:セブンマイルプログラムも登場し、よりお得に
セブン&アイ・ホールディングスグループが取り組む「セブンマイルプログラム」も、nanacoポイント還元率半減の一つの理由です。
セブンマイルプログラムは、7IDを利用してマイルを貯めるプログラムです。貯まるマイルはセブンマイルと呼ばれる独自のマイルで、会計時に会員バーコードを提示することで、アカウントに利用額が加算されます。購入金額1円につき1マイルが貯まり、貯まったマイルの数によってランク分けされます。ランクが上がるとランクアップボーナスとしてnanacoポイントがボーナスとして付与されます。ランクが下がることもあります。
ターム終了時に貯まっているマイル数に応じて、受けられる特典も変わります。原則3ヶ月に一回タームが切り替わり、タームが切り替わると貯めたマイルもリセットされます。
このセブンマイルプログラムは、nanacoポイントが貯まる商品の購入でもれなくたまります。Omni7を通してのオンラインショッピングや SEIBUやLoftでの利用も対象になります。くわしくはこちらからご覧いただけます。公共料金の支払いやセブンネット以外でのインターネットショッピングは対象外です。
セブンペイってどんなサービス?
2019年7月に登場する新たなスマートフォン決済サービス「セブンペイ」とは、具体的にどのようなサービスなのでしょうか。
PayPayやLINE Pay、楽天ペイと同様のバーコード&QRコード決済サービスで、銀行口座やクレジットカードとの紐付けで便利にお買い物ができるサービスです。スマートフォン一つで決済が完了し、さらにお得にポイントが貯まります。前述のセブンマイルプログラムも、あらかじめ登録しておけば自動的に貯まるため、ダブルでお得です。
利用額に応じてnanacoポイントも獲得できます。nanacoポイントを獲得するためには、従来であれば発行手数料300円のnanacoカードを持っておく必要があります。ところが、セブンペイを利用していると、発行手数料がかかることもなくnanacoポイントを貯めることができる見込みです。nanacoカードをご利用の方は、セブンペイを通じてnanacoカードにチャージすることもできる可能性があります。
また、銀行口座紐付けにすると、実質プリペイドと同じシステムであるため使いすぎる心配も低く抑えられます。チャージした分だけ利用できるシステムで、その都度チャージする手間がありますが、使いすぎが不安の方は銀行口座への紐付けが効果的です。
クレジットカードを紐づけることも可能です。この方法では、セブンペイ利用分のポイントと、クレジットカード利用分のポイントのダブル取りが可能になります。お得ですね。
銀行口座を紐づけるにしても、クレジットカードを紐づけるにしても、利用するサービスによってはさらにお得になる方法があります。いったいどのような方法があるのでしょうか。
お得な支払い方法は?セブンカードプラスで優待あり?
セブンペイをよりお得に利用するためには、やはりセブン&アイ・ホールディングス系列が運営するサービスを使うことが一番であることが考えられます。
銀行口座登録ならセブン銀行、クレジットカードを紐づけるならセブンカードプラスを利用すると、よりお得になる可能性があります。株式会社セブンペイの発表によると、「今後セブン&アイのシナジーを最大限活用し、さらにグループ横断的なロイヤリティプログラム等も拡充していく予定です」とあります。この文言を見る限りは、独自のネットワークの広さと充実したサービスを武器に、連携を強める狙いがあると予測できます。
セブンカードプラスは、セブン&アイ・ホールディングス系列の店舗での利用で、貯まるnanacoポイントが3倍になるなどの特典があります。セブン銀行でもnanacoポイントとの連携キャンペーンを開催するなど、グループ会社同士の連携を強化しています。
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国際ブランド | 対応電子マネー |
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VISA / JCB | nanaco |
- 家族カード
- ETC
- 全国のセブン&アイグループなどの対象店舗でクレジット払いをご利用いただくと200円(税込)ごとに2ポイントを付与。ポイント2倍となります。
- 毎月8の付く日は、イトーヨーカドーでお買い物代金が5%OFF
- nanacoへのチャージでもポイントが貯まります。ポイント還元率0.5%還元。200円ごとに1ポイント貯まります。オートチャージでも同様に貯まります。
- ETCカードも200円(税込)利用ごとにポイントが貯まります。
今がチャンス!お得な入会特典!
新規入会特典としてnanacoポイントをプレゼント。
お得な支払い方法や特典についてはまだ正式な発表はありませんが、高い確率で何らかの優待が準備されることが予想されます。
nanacoポイントの還元率が半減する改悪がありましたが、これからリリースされる新しいサービスでより簡単にポイントを貯められることが明らかになりました。還元システムが、nanacoポイントとセブンマイルに分散されるため、獲得しているポイントやマイルを把握しておく必要や、変換する手間がかかります。ところが、総合的に見ると還元が受けやすいシステムへの変更だといえるでしょう。
2019年の7月1日から還元率が変わるため、積極的にnanaco払いを利用して、nanacoポイントを貯めておいてもいいかもしれません。
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ポモチ LINEの友だちになるとお得情報が定期的に届きます。
ポモチアプリは、どのお店でどのような支払い方法ができるか可視化した「キャッシュレスマップ」アプリです。 支払い方法ごとの還元率やキャンペーン情報も網羅しています。キャッシュレスライフを快適に過ごしましょう。
この記事のライター:Maya Shinoda / ポモチ専属ライター
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