【アンケート調査】マイナポイントについて知ってますか?いくらもらえる?
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マイナポイントはいくらもらえる?
マイナポイントは、2020年7月から受付開始するポイント制度です。マイナンバーカードを登録し、ポイント付与対象のキャッシュレス決済サービスのうち1つを選んで利用すると、25%分のポイントが還元されます。
期間中の付与上限は5,000円、最大2万円までのお買い物がポイント付与対象になります。申し込みは7月からの受付ですが、申し込みに必要な「マイキー」の予約は現在、専用アプリを利用して行うことができます。
クレジットカードやコード決済など、一般的なキャッシュレス決済サービスの還元は0.5%〜3.0%ほどです。キャンペーンが開催されていたとしても、期間限定で10~20%程度の還元率が平均的なので、25%の還元率が非常に高いことがわかります。
そんなマイナポイントですが、人々の間での認知度はどの程度あるのでしょうか。300人の男女に、インターネットを通じてアンケートを行いました。マイナポイントの制度自体の認知度はある程度確認されましたが、詳細については「わからない」という声が半数を超えました。
マイナポイントに関する「わからない」を解決する答えは、以下の記事にまとめてあります。マイナポイントの付与対象になるキャッシュレス決済サービスや予約・申し込み方法についての詳細はこちらからご覧ください。
アンケートでは、5つの設問を設けました。
- Q1:マイナポイントを知っていますか?
- Q2:マイナポイントに設定できる決済サービスを知っていますか?
- Q3:マイナポイントが最大25%還元なのを知っていますか?
- Q4:マイナンバーカードを持っていますか?
- Q5:マイナンバーカードを発行しようと思いますか?
それぞれの回答は以下の通りになります。
Q1:マイポイントを知っていますか?
60%の方がマイナポイントについて認識があることがわかりました。一方で、「名前だけ知っているが詳しくは知らない」という方が最も多く、「知らない」と回答されたと合わせると、マイナポイントに対する認知度が低い人は80%以上いることがわかります。
マイナンバーカードを登録する必要がある上、利用するキャッシュレス決済を一つ選ばなければなりません。簡単に利用できるわけではなく、その制度は複雑です。期間開始が7月に迫った現在でも、これほど認知度が低いことは驚きです。
Q2:マイナポイントに設定できる決済サービスを知っていますか?
マイナポイントを利用するためには、キャンペーン対象のキャッシュレス決済を1つ選ぶ必要があります。クレジットカードや電子マネー、QRコードなどの、様々なキャッシュレス決済が対象になっていますが、普段使いのサービスが対象になっているかは確認する必要があります。
以下の記事内でマイナポイントの登録サービスを一覧で紹介しています。ぜひご覧ください。
アンケートは驚きの結果になりました。マイナポイントに設定できる決済サービスを知っている人は、わずか9%に止まったのです。「知らない」と答えた方は60%近くにも上り、制度は知っていても詳細まではわからない方も30%を超えました。
実際にマイナポイント制度がスタートしても、うまく恩恵を受けられる方は限定的になってしまうかもしれません。
Q3:マイナポイントが最大25%還元なのを知っていますか?
マイナポイントの最大の魅力は25%と高い還元率です。しかし、その還元率の認知度も全体の16%に止まってしまっています。
最大の魅力が周知されていないことには、キャンペーンの利用率が低くなってしまう可能性があります。
Q4:マイナンバーカードを持っていますか?
マイナポイントを獲得するためには、マイナンバーカードが必要です。マイナンバーカードの取得率は、2020年4月の時点で16%(参照はこちら)、国家公務員の間でも25%(2020/2時点・参照はこちら)に止まっています。
本アンケートでの調査結果では、マイナンバーカードを持っている方は35%と全国平均より高くなりました。しかし、依然として持っていない方の方が大幅に多く、65%です。
マイナポイントの認知度が低いのは、マイナンバーカードの取得率が低いことが原因の一つでしょう。マイナンバーカードを持っていない人にとって、マイナポイントは絵に描いた餅です。現在マイナンバーカードを取得しようとしても、申請から発行まで最低でも2ヶ月かかるため面倒に思う方も少なくはないでしょう。
Q5:マイナンバーカードを発行しようと思いますか?
発行まで2ヶ月もかかるといえ、5,000円分の還元があると分かればマイナンバーカードを発行する人も増えるのではないでしょうか。アンケート結果は以下のようになりました。
マイナンバーカードを既に持っている人を含めた、マイナンバーカードの発行に前向きな人は6割程度に上りました。一方注目すべきは、25%の還元があったとしてもマイナンバーカードを発行したくない人が4割以上を占めることです。紐づけた個人情報が漏洩したなど、情報保護の観点から不安があることが原因だと考えられます。
アンケートパネル
■調査方法:インターネット
■調査媒体:ランサーズ
■回答者数:300人
■実施日:2020年5月26日
この記事のライター:Maya Shinoda / ポモチ専属ライター
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