JR定期券が時間差通勤でJRE POINT 10%還元!?
公開日:
更新日:
JR東日本が、この度「時差通勤」を支援するポイント還元サービスの導入を発表したことはご存じですか?
新たなポイント還元サービスの導入により、Suica定期券やSuica残高での在来線利用が今まで以上にお得になるんです!
この記事では、新たに導入されるJR東日本のJRE POINT還元サービスについて詳しく解説しています。
具体的には
- Suica定期券を通勤ピーク時間帯以外に利用してポイント還元
- 今までの「Suica残高利用に関するポイント還元サービス」の変更
- より一層Suicaをお得に利用するための必携クレジットカード
といった内容です。
新たなサービス内容について、現状で明らかになっている情報をわかりやすくまとめています。
ぜひ、参考にしてください!
目次
JR東日本が時差通勤を支援!定期券のピーク時間外利用でポイント還元開始
厚生労働省では、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために「新しい生活様式」の定着と持続を推進しています。
多くの企業はこれを機に勤務環境や働き方を見直し、それに伴って会社勤めの方の通勤スタイルも従来とは大きく変化してきました。
出勤時間帯をずらす「時差通勤」も、変化する通勤スタイルのひとつ。
この「時差通勤」を支援する目的として、JR東日本がSuica利用に関する新たなポイントサービスを発表しました。
それが「快適な時差通勤を応援するポイントサービス」です。以下にサービスの詳細をまとめました。
「快適な時差通勤を応援するポイントサービス」とは
「快適な時差通勤を応援するポイントサービス」詳細 | |
---|---|
対象者 | Suica定期券を持っており、次の方法でエントリーした方
|
実施期間(予定) | 2021年春から1年間 ※期間限定 |
ポイント還元イメージ |
|
対象エリア | JR東日本在来線(首都圏エリア) ※ポイント還元対象として設定された範囲に限る |
対象時間帯 | 各駅で設定する朝のピーク時間帯の前後 |
(例)ピーク時間帯:7:30~8:30
|
出勤時間をずらすとポイント還元率10%
1回の乗車運賃が200円程度だった場合、出勤時間をずらすだけで乗車の度に約10%ポイント還元されるということになります。これはかなりお得なサービスですよね。
ポイント付与対象となる定期券
発表された資料によると、カード型Suica・モバイルSuicaどちらの定期券もポイント還元の対象。
具体的に対象となる定期券は①FREX定期券②通学定期券③Suica通勤定期券(グリーン定期券を除く)の3種類です。
ポイント還元のタイミングは「一定期間ごとにポイント還元対象となる時間帯の利用回数を集計し、JRE POINTを還元」と記載されています。
なので、ポイント還元は乗車ごとではなく「一定期間でまとめて」という形になることを覚えておきましょう。
「平日の朝に…」という文言も記載されているので、対象時間帯は通勤・通学が多い平日の朝限定ということが予想されます。
具体的な対象エリアや時間帯、各種条件の詳細は、決定次第改めて発表される予定です。
SuicaのJRE POINT還元サービスも従来から変更
上記にご紹介した時差通勤応援のポイント還元サービス発表と同時に、従来のSuica残高利用に関するポイント還元サービスの変更も発表されました。
現在、Suicaのチャージ残高をJR東日本の在来線乗車で利用した場合、モバイルSuicaで2%、カード型Suicaで0.5%のJRE POINTが還元されます。
この「Suicaチャージ残高での在来線利用」に対するJRE POINT還元サービスが、乗車回数によって還元率が変わる「回数券」のようなシステムに一新されるんです。
いったいどのような変更点があるのか、果たしてお得になるのか、さらに詳しく見ていきましょう。
月10回の利用で1回分のポイント還元!11回目以降は毎回10%還元に
まずはじめに、今回発表された「Suicaチャージ残高での在来線利用」に関する新しいJRE POINT還元サービスの具体的な内容を見ていきましょう。
「回数券のように繰り返しご利用いただくお客さま向けのポイントサービス」詳細 | |
---|---|
対象者 | 以下の両方に当てはまる方
|
開始時期 | 2021年3月1日 |
ポイント還元イメージ |
|
対象エリア | JR東日本の在来線全て(Suicaエリアに限る) |
「回数券」というと、10回分の料金で11回利用できるというイメージがありますよね。
変更後のJRE POINT還元サービスは、まさに「回数券」のようなシステムです。
上記表にも記載しましたが、運賃が同じ区間を1か月間で10回利用すると、運賃1回分のJRE POINTが還元されます。
このシステムのメリットは、運賃が同一の区間であれば乗降駅が異なる場合でも対象になるというところ。
例えば、次のように乗車区間が違ってもIC運賃が同じ場合は、今回のポイント還元サービスの対象です。
- 東京―赤羽(IC運賃:220円)
- 東京―蒲田(IC運賃:220円)
- 品川―川崎(IC運賃:220円)
同一運賃区間の利用回数が1か月で11回以上になった場合、11回目以降は毎回運賃の10%がポイント還元されます。
ただし、こちらのJRE POINT還元サービスも
「一定期間ごとに利用回数を集計し、JRE POINTを還元」
との記載されているので、ポイント還元はその都度ではなく「1か月ごと」など、まとまった期間ごとになるでしょう。
ポイント還元対象外となるパターン:利用回数が月10回未満の場合
さて、新たに発表された「Suicaチャージ残高での在来線利用」に関するJRE POINT還元サービスについて、注目すべき点が1つあります。
それは、月10回未満の在来線利用について、ポイント還元の有無が言及されていないということです。
もし従来のポイントシステムから完全に移行する場合、Suicaチャージ残高で在来線を利用しても、月9回までの利用はポイント還元されない可能性があります。
つまり、Suicaの同一運賃区間を利用する回数が10回に満たないと、改悪になってしまうケースが出てくるんです。
利用する度に区間の運賃が異なる場合や月の乗車回数が少ない場合には、今回の新たなサービスはあまりメリットがないかもしれません。
ビューカードならSuica・Suica定期券をとことんお得に利用できる
- Suica定期券を利用した時差通勤
- Suica残高を利用した同一運賃区間の利用
これらの利用がそれぞれ大幅にポイント還元されるサービスの発表は、日頃からJR東日本を利用している方にとって嬉しいニュースでしょう。
しかし先ほどご紹介したように、場合によってはポイント還元の対象外となってしまい、あまりお得に感じられない方もいますよね。
ポイント還元される方も、対象外となってしまう方も、「ビューカード」を持っていればSuicaをお得に利用できることをご存じですか?
「ビューカード」は、JR東日本が発行しているクレジットカード。
Suica残高のチャージや定期券の購入で、他社カードよりもお得にポイントがたまります。
ビューカードにはさまざまな種類がありますが、今回おすすめするのは以下の4枚。
- 「ビュー・スイカ」カード
- JRE CARD
- ルミネカード
- ビックカメラSuicaカード
上記のカードは全てSuicaのオートチャージ設定に使用可能です。
各カードの特徴を解説する前に、まずは4枚のビューカードに共通する特徴を押さえておきましょう。
ビューカード共通の特徴3つ
他社のクレジットカードにはない、ビューカードだけの特徴を3つご紹介します。
後ほど、これらの特徴にプラスアルファされた各カードだけの魅力をお伝えするので、ぜひご覧ください。
SuicaチャージなどでJRE POINTが1.5%還元される
通常カード利用の還元率は0.5%*(1000円で5ポイント)ですが、Suicaオートチャージは還元率が1.5%(1,000円(税込)で15ポイント)です。
たまったJRE POINTはSuicaにチャージできる
通常のカード利用やSuicaチャージでたまったJRE POINTは、1ポイント=1円としてSuicaにチャージできます。
モバイルSuicaを利用していれば、駅の券売機を利用することなくポイントチャージが完結するのでとても便利です。
JRE POINT加盟店でカードを提示するとポイントがたまる
主に首都圏や東日本エリアの駅ビルはJRE POINT加盟店になっており、ビューカードの提示で100円につき1ポイントのJRE POINTがたまります。
通常のカード利用と合わせて還元されるので、JRE POINT加盟店で税抜1000円の買い物をした場合のポイント還元率は1.5%です。
「ビュー・スイカ カード」はベーシックなビューカード
ビュー・スイカ カード 特徴 |
|
---|
「ビュー・スイカ」カードは比較的ベーシックなビューカードです。
ビュー・スイカ カードだけの特典:「ビューサンクスボーナス」
このカードだけの特典には、年間の利用額に応じて追加でポイントがもらえる「ビューサンクスボーナス」があります。
ボーナスポイントが付与されるのは、年間累計利用額150万円以上で合計5,250ポイント。ボーナスポイントを合わせた総還元ポイントが1万2750ポイント。150万円に対する還元率に直すと、0.85%です。
Suicaチャージやきっぷ・定期券購入は累計額の対象外となってしまいますが、JRE POINT加盟店で利用すれば還元率はさらに上がります。
駅ビルやその他ショッピングの利用額が多い方にはおすすめのカードです。
モバイルSuica定期券購入が3%還元
ビュー・スイカ カード公式サイトJRE CARDは駅ビルで3.5%還元
JRE CARD特徴 |
|
---|
JRE CARDはビューカードの中でも最近新たに登場したクレジットカードです。
JRE CARDの特典
特に駅ビルでのお買い物がお得になり、JRE CARD優待店でクレジット払いをすると3.5%ポイント還元されます。
初年度の年会費が無料になっているのも嬉しいポイントですね。
カードのバリエーションは①Suica・定期券なし、②Suica付き、③Suica・定期券付きの3種類。
Suica付きのカードに限り、カードブランドをVISA・JCB・Masterから選択できます。(他2種類はVISAのみ)
JRE CARD優待店の駅ビルでよくお買い物をする方は、JRE CARDが断然お得です。
ルミネカードはルミネでいつでも5%オフ
ルミネカード特徴 |
|
---|
ルミネカードは、その名の通り駅ビル「ルミネ」を中心としたお買い物がお得になるクレジットカードです。
具体的にはルミネ、ニュウマン、ネット通販「アイルミネ」の利用がいつでも5%オフされます。
ほかのビューカードと同じく、Suicaチャージやきっぷ購入でJRE POINTが1.5%還元。
ルミネカードはJRE POINTをルミネ商品券に交換がおすすめ
JRE POINTはルミネ商品券と交換すると1ポイントが最大1.2円の価値になるので、ルミネの利用が多い方にはおすすめの使い道です。
そのほかルミネカードだけの特典として、年間のルミネ利用額に応じてルミネ商品券がもらえる「ルミネスペシャルサンクス」があります。
最大100万円以上の利用で5000円分のルミネ商品券がもらえるので、ルミネをヘビーユーズしている方には嬉しい特典です。
駅ビルの中でも特にルミネとニュウマンを利用する方に、ルミネカードをおすすめします。
ビックカメラSuicaカードはビックカメラで11.5%還元
ビックカメラSuicaカード特徴 |
|
---|
ビューカードの中でも特に有名な1枚が、ビックカメラSuicaカード。
ビックカメラSuicaカードは、ビューカードの中で唯一通常のカード利用の還元率が1%あります。
何より一番の特徴は、ビックカメラでの利用が11.5%という驚異の還元率になる点。
「ビックカメラSuicaカードでチャージしたSuica」をビックカメラで利用すると、合計還元率11.5%になるんです。(以下内訳)
【ビックカメラSuicaカードでSuicaにチャージ(JRE POINT1.5%)+左記Suicaをビックカメラで利用(ビックポイント10%)=合計11.5%還元】
ためたポイントは
- JRE POINT1000ポイント→ビックポイント1000ポイント
- ビックポイント1500ポイント→Suica残高1000円分
というように、ほぼ相互交換が可能。
どちらかひとつのポイントだけ使い残してしまうということもありません。
ビックカメラSuicaカードは年会費がお得
さらに、カードは初年度年会費無料で、年1回の利用実績があれば2年目以降も無料になります。
ビックカメラをよく利用するという方はもちろん、とりあえずビューカードの中で還元率が高く維持費のかからないカードが欲しいという方におすすめの1枚です。
1回でも利用すれば翌年の年会費無料
ビックカメラSuicaカード時差通勤をお得にする方法のまとめ
この記事では、JR東日本の時差通勤支援のひとつとして発表された「JRE POINTの新たなポイント還元サービス2つ」についてご紹介しました。
JR東日本エリアでSuicaやSuica定期券を利用している方であれば、今後導入されるポイント還元サービスはほとんどの場合でお得になります。
ただし、Suica残高で在来線を利用する場合、月の利用回数が9回以下になるとポイント還元がなくなってしまう可能性があることもしっかり把握しておきましょう。
- 「ビュー・スイカ」カード
- JRE CARD
- ルミネカード
- ビックカメラSuicaカード
これら4つのクレジットカードを利用すれば、誰でもSuicaをお得に利用できます。
ぜひとも、今回発表されたポイント還元サービスと一緒に、ご紹介したクレジットカードも導入してみください。
この記事のライター:満畑ペチカ/Webライター
満畑ペチカ/Webライター
Webライター
楽天経済圏を中心に、無理せずおトクになる生活を心がけるフリーWebライター。外食費はほとんど楽天ポイントでまかなっています!おトクな情報を、丁寧にわかりやすくお伝えして行きます。株式会社オモチライター。