Appleの新クレジットカードとは?ポイント還元方法は?
公開日:
更新日:
目次
Appleとゴールドマンサックスが共同でクレジットカードを発行!
アメリカの有力紙ウォール・ストリートジャーナルが21日、Appleとゴールドマンサックス(以下GS)が共同でクレジットカードを発行することを明らかにしました。Apple といえば、iPhoneやMac Book、Apple Watchなどの電子機器の製造で、市場トップを争う大企業です。皆さんが日常で利用する電気製品の中でも、Apple製品が一つでもある方はとても多いのではないのでしょうか。
そんなAppleから、GSと共同で発行するクレジットカードが登場するのですがAppleからはすでに「バークレイVISAカードwith アップルリワード(the Barclaycard Visa with Apple Rewards)」と呼ばれる、特にApple製品購入時にお得になるカードが発行されています。
新しく発行されるクレジットカードは、一体どんな特典を持つカードなのでしょうか。
還元率は2%?還元形態は現金かポイントか。はたまた別の方法か
現在、AppleとGSの共同開発クレジットカードに関する情報は、限定的に公開されています。
このカードは具体的にどのようなものなのでしょうか?
人々がクレジットカード選びで大切にするのは、「年会費の安さ」と「ポイント還元率の高さ」です。年会費の有無やその額は明らかになっていません。気になるポイントの還元率は大幅な憶測が発表されています。購入するものの種類にかかわらず、おおよそ2%の還元を得られるといいます(Forbes)。
ただ、肝心の還元方法はまだ明らかになっていません。現金で還元されるのか、ポイントで還元されるのか、還元法によっては、いかに還元率が良くても利便性の低い制度になり得ます。
現行のBarclaycard with Apple RewardsのポイントはApple Gift?
現在、Apple が発行しているクレジットカードに、Barclaycard with Apple Rewardsというカードがあります。このカードはAppleとBarclayが提携して発行しているカードですが、これのポイントは全てApple giftもしくはiTuens giftで還元されます。
還元率としては、以下のようになっています。
利用用途 | ポイント還元数 |
---|---|
Apple StoreでApple製品を購入 | 1ドルにつき3ポイント(=還元率3%) |
レストランで利用 | 1ドルにつき2ポイント(=還元率2%) |
その他の買い物で利用 | 1ドルにつき1ポイント(=還元率1%) |
引用:https://www.creditcardinsider.com/reviews/barclaycard-visa-with-apple-rewards-credit-card-review/
Barclaycardのポイントを還元するためには、最低でも2,500ポイントをためなくてはいけません。2,500ポイントを集めると、25ドル分のApple Giftと交換することができます。2,500ポイントを集めるためには、1ドルで3ポイントを集めることができるApple製品を833.50ドル分も購入しなくてはなりません。さらに、貯めたポイントはApple関連の商品にしか使うことができません。
GSとのコラボクレジットカードが、Barclayカードと同じようなシステムを持つのであれば、還元率が2%と高くても、使い勝手が悪いということがわかりますね。
iPhoneとの連携を強化、資産運用の手助けも
Barclaycardとの差別化として、GSとの連携カードは利用者の資産運用の手助けするサービスを特徴としています。iPhone内のアプリケーション、Apple Walletと連携して、利用者の消費傾向を管理します。例えば、普段食料品に使っている額を大幅に超えて支出していると、その旨を伝えるメッセージが表示されます。これによって使いすぎを防止する狙いがあります。
資産管理は金融業界の最王手GSが得意とする分野で、Appleの顧客を自社サービスに取り組む狙いがあります。これまでAppleは、顧客の消費情報を管理するシステムの開発に遅れを取ってきました。テクノロジーの発展に特化した企業であるため、GoogleやFacebookなどのようにデータをうまく運用することができませんでした。Appleはこれを打開するため、データ管理を中心とする大手の金融企業GSの強みを利用し、協力関係を結んだものと思われます。
GSとしては、さらなる顧客情報を獲得するいい機会です。Apple利用者や法人の情報を収集し、分析することで、さらなるサービスの展開が可能になります。新カードには債務残高を管理するサービスも付属する予定で、GSが取り扱う「Markus Loans」と連携させることが狙いです。
日本での発行開始時期は未定
Appleを頻繁に利用する方にとっては、Appleでお得に買い物ができるクレジットカードは是非持っておきたいものです。さらに、年会費が無料となると持っていて損はありません。
ところが、日本で使えるようになるにはまだ時間がかかりそうなのが現実です。Barclaycard with Apple Rewardsも日本にはまだ上陸しておらず、GSと連携した新カードの日本進出はまだ見通しが立っていません。
今後も動向に注目です。
ポモチでお得を見逃さないようにしましょう
ポモチ LINEの友だちになるとお得情報が定期的に届きます。
ポモチアプリは、どのお店でどのような支払い方法ができるか可視化した「キャッシュレスマップ」アプリです。 支払い方法ごとの還元率やキャンペーン情報も網羅しています。キャッシュレスライフを快適に過ごしましょう。
この記事のライター:Maya Shinoda / ポモチ専属ライター
Maya Shinoda / ポモチの関連記事
-
スイスのキャッシュレス化は一味違う!Revolutを利用した外貨取引から進むキャッシュレス
スイスでキャッシュレス化が推進されているのは、金融の分野です。スイスの銀行は取引額の大きさや国際市場での独立性において世界中で有名です。その強みを生かし、外貨獲得を国民に促すため、様々な取り組みがされています。
-
【ベトナムのキャッシュレス事情】コード決済がベトナムで急増。街の声は賛否別れる
目をみはるほどの経済成長を遂げるベトナム、コード決済も爆発的に人気が出ています。
-
【現役大学生に聞いた】すでに学生はキャッシュレス化。未来の現金離れは意外に進む!?
増税の影響を大きく受けるであろう学生は、どれだけの還元を受けられるのでしょうか。学生のキャッシュレスサービスへの対応準備が進んでいるか調べました。
-
【大学生に聞いた】クレカのポイントを貯めてる驚異の割合!キャッシュレスサービスを使う理由はポイント!
SNSを通じて10代から30代までの男女を中心にポイントに関するアンケートをとりました。