【大学生に聞いた】クレカのポイントを貯めてる驚異の割合!キャッシュレスサービスを使う理由はポイント!
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還元があるからキャッシュレス決済を使う!ポイントはもらえた方がいい
PayPayの新たなとりくみ、「100億円あげちゃうキャンペーン」で一躍利用者が増えたキャッシュレス決済サービスですが、最も身近に広がっているキャッシュレス決済サービスはクレジットカードです。今では複数枚のクレジットカードを利用している人も少なくはありません。
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学生の間でも保有率は高く、年代を問わず利用者が広がっています。クレジットカードを利用する理由としては「支払いの手順が少なく便利だから」というものが最も多い理由です。カード1枚をかざすだけ(もしくは機械に通す等)で支払いが完了するため、急いでいる時や荷物が多い時などはとても便利です。さらに、お釣りの計算をしなくてもいいことに加え、支払い後お釣りを財布に戻す手間も省けるメリットがあります。
クレジットカードを利用する理由には、もう一つ大きな理由があります。
それは、クレジットカードの利用に伴って貯まる「ポイント」等の還元システムです。還元率が大きくなればなるほど、お買い物時に戻ってくるポイントや金額相当のキャッシュバックが大きくなります。ポイントを利用する際には実質的な割引を得られるため、使えば使うほどお得になります。
では、クレジットカードを利用する人たちは、どれくらい真剣にポイント集めをしているのでしょうか。
大学生でポイントを貯めている人の割合は70%以上!
SNSを通じて10代から30代までの男女を中心にポイントに関するアンケートをとりました。
「クレジットカードやキャッシュレス決済サービスでのポイントを貯めているか」という質問で、50人の方に回答いただきました。回答いただいた50人のうち、実に46人が大学生でした。
この調査では、意外な事実が明らかになりました。
「ポイントを貯めている?」というアンケート結果は以下のようになりました。
ポイントを貯めるか? | 人数 (割合) |
---|---|
貯めている | 36人 (72%) |
貯めていない | 14人 (28%) |
このうち「ポイントを貯めたことがある」と答えた32人が学生でした。「ポイントを貯めている」と聞けばスーパーで貯まるポイントなど主婦が貯めている印象もあります。
最近ではコンビニやネットショッピングなど、PontaやTポイントといった共通ポイントの普及やクレジットカード払いでポイントが貯まるシステムが普及しているため、より幅広い買い物でポイントを貯めることが可能になりました。
また、単純に支払いを行った場所でのみ使えるポイントと異なり、クレジットカードやキャッシュレス決済サービスなどで得られるポイントは、汎用性が高いことが特徴です。
同じ支払い方法で得たポイントは、異なる店舗で使ったとしても同価値のポイントとして加算される店舗も増えてきました。ポイントエクスチェンジが一般的になってきました。様々な場所で貯めたポイントを統合して利用することが可能になりつつあり、利便性は増しています。
注意点は、利用するクレジットカードの種類により、ポイントの汎用性には差があることです。よく利用するお店で、よりお得になるポイントシステムは個人のライフスタイルに依存します。
このアンケートで多くの人が貯めていることがわかったのが「マイル」でした。ANAやJALをはじめとする航空会社のマイルを貯めている人が多く、貯めたポイントをマイルに変換し、飛行機に乗っている学生も多くいました。特にJALは学生専用のJALカードを発行し、マイルが貯まりやすい仕組みになっています。マイル2倍キャンペーンなども定期的に開催されており、お得にポイントが貯まる機会が多いのが特徴です。
JALマイルを貯める方法・クレジットカード選び(陸マイラー向け)
このアンケートでは、よりお得に買い物をすることを心がけている学生が多いことがわかりました。以前はスーパー等の決まった場所でよく買い物をする人がポイントを貯めやすいシステムでしたが、ポイントの統合・交換可能なポイントが増え、より広い範囲でポイントを貯められるようになったことが理由です。
多くのクレジットカード会社が乱立する中、数あるカードにどれだけのインセンティブをつけられるか、企業同士の競争になっています。消費者にとっては嬉しいことです。これを見逃さないようにして、現金からキャッシュレス決済へ移行しましょう。ポイント制度の充実は、カードのインセンティブに比例するため、競争が激化するに伴い、よりお得なポイント制度が作られることでしょう。
ポイントを積極的に集めている人は少ない?
現在よりお得なポイント獲得システムが充実している中、実際に利用者はどれほど積極的にポイントを貯めようとしているのでしょうか。
いくらキャッシュレス化が進んだとはいえ、クレジットカードやキャッシュレス決済を受け付けていないお店やレストランはまだまだたくさんあります。観光地の入場料や個人で経営されている小さな商店、少額商品を扱う店舗など、数々の店舗で現金のみを扱っています。キャッシュレス決済サービスの導入が広がり、利用者も増えている中、そのような店舗を利用者はどのように思っているのでしょうか。ほとんどのキャッシュレス決済サービスでポイント還元が得られる現在、なんのインセンティブもない支払い方法を好んで選ぶのでしょうか。あるインタビュー調査で、「現金が使えないお店についてどう思うか」尋ねました。
男女24人に回答をいただき、回答結果は興味深いことに「現金支払いのみでも特に気にしない」という方が半分以上でした。
「現金支払いのみでも気にしない」という方は54%、「不便であまり行きたくない」と答えた方は46%でした。
より多くの方がクレジットカードやコード決済などのキャッシュレス決済を利用することでポイントを貯めている事実とは裏腹に、「クレジットカードが使えないこと」に不便を覚える方は比較的少ないことが明らかになりました。「クレジットカードが使えないから行かない」という選択肢はないようです。食べたいものや手に入れたいものがあれば、現金でもクレジットカード、コード決済でも支払い方法は厭わない、という方が多いことがわかります。
ポイントを貯めている人は多いですが、より積極的にポイントを獲得する方は少数派だということでしょう。主にポイントを集めるためにキャッシュレス決済サービスを利用する場合は多くありません。「キャッシュレス決済サービスが"あればいい"」といったところでしょうか。ポイント獲得を利用してカードのインセンティブをあげようとする企業の試みは、まだ日の目を見ていないようです。
利用者がポイントを介した還元にインセンティブを感じていない原因としては得られたポイントの汎用性が現金ほど高いわけではなく、限られた場面でしか利用することができないことです。キャッシュレス決済サービスを導入していない店舗が未だ多いことも原因ですが、還元されたポイントが即日で手に入らないことも理由のうちの一つです。いくら実質的に割引されるとわかっていても、実感的には払う額は割引前の価格です。心理的に割引を見越して思い切り買い物をできないですよね。
ポイントを積極的に貯めている方はそれほど多くないことがわかったものの、大半の人がクレジットカードやコード決済サービスを利用した時にもらえるポイントを貯めていることが、明らかになりました。よりお得に買い物ができればそれに越したことはない、という心理でしょうか、キャッシュレス決済サービスを利用した全ての買い物で還元されるメリットは、現金を利用した時よりもはるかに多いでしょう。ところが、それでも現金利用を好む人が多いのは、ポイントを集めるインセンティブが体感的に少ないからです。
ポイントの汎用性の向上と、よりお得な還元システムの整備で、現金よりもキャッシュレス決済サービスの利用者を増やせることが見込まれます。
【調査レポート】キャッシュレスを促進するにはポイント還元が有効。消費傾向と節約方法について。
この記事のライター:Maya Shinoda / ポモチ専属ライター
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